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My Style

日々の暮らしをシンプル・スマートに。

モノログ。mono-log vol.4 D :DURALEX(Picardie Glass)

D:DURALEX

「時代を象徴するアイテム」には、いろいろなジャンルのものがあります。

例えば、SONYの「ウォークマン」。

音楽を持ち歩くって今では普通のことですが、この製品でライフスタイルが変わった人はたくさんいるでしょう。

モノが人の人生を変えてしまうきっかけになる…そんな経験を私もたくさんしてきました。

…と仰々しく書き始めてしまいましたね^_^;

 

このブログをお読みの方の中には生活雑貨が大好きという方も多いと推察します。

私も生活雑貨が大好きでよく買っていました。

特に好きなテイストだったのはフレンチスタイルのもの。

料理もろくにしないのに、憧れるキッチン・ダイニングのテイストがそこにあったからなのです。

カフェオレボウル、柳のカゴ、白木の棚、スツールそしてデュラレックスのグラス「ピカルディ」。

https://image-kinarino.ssl.k-img.com/system/press_images/000/371/977/f90d523d1bbfc7ddbea533ad72400cdc61a5f0d1.jpg?1432431758

画像:Pinterestより

kinarino.jp

このグラスを見たことある方&持っている方、きっと多いですよね?

 

この人がいなかったら、誰が広めた「デュラレックス」?!

私が大学生の頃、JR大阪駅に、雑貨やファッションを集積したオシャレなスポットがありました。

その中の目玉ショップとして入っていた生活雑貨ショップ「F.OB.COOP」。

今で言うライフスタイルショップの走りですね。

もっとメジャーな雑貨ショップである「Afternoon Tea」はどちらかというとコンサバでカワイイ感じが強かったのですが、「F.OB.COOP」にはちょっと大人っぽい色気と現地フランスの匂いが漂っていました。

あ、フランスに行ったことはないんですがね(笑)。

白をベースにした店内には食器、キッチンツールやオシャレなリビング関連の雑貨、ゆるめカジュアルテーストのファッション&服飾雑貨、ガーデングッズ、ステーショナリー類が絶妙なバランスでディスプレイ&陳列されていました。

きっと、パリにはこんな空間があるんだと思わせるシンプルでオシャレな場所でしたね。

残念ながらもうお店は大阪にないのです。

F.O.B COOPについては以下に記事を貼りましたので、興味ある方はぜひどうぞ^_^

Corporate Identity

http://www.fobcoop.co.jp/about/img/fob.gifhttp://www.fobcoop.co.jp/about/img/coop.gif

F.O.B = Free On Board
(貿易商業用語:本船積渡価格)
COOP = Co-Operation
(協同体)

「適正コスト、適正プライスを実現するワークグループ」
を目指して名付けられました。

http://www.fobcoop.co.jp/about/img/f64.gif

(華氏64度=摂氏18度)

「人が最も快適に過ごせる温度」を「F.O.B COOP」
の頭文字で表現したロゴマークです。

History 

http://www.fobcoop.co.jp/about/history/img/DURALEX%20img.jpg

1981年、東京・広尾にグラスワークショップとして誕生。 
「自分の好きなものを1個ずつ集めて、それらとともに生活をする。」 
今では当然として受け止められるそんな言葉も、戦後復興期を経て大量生産、大量消費を目指してきた当時の日本の市場には斬新でした。確かにもの自体はたくさんありました。しかし、「欲しいものがない!」。欧米諸国で日常的につかわれているような、デザイン的にも、価格的にも優れているものは見つからなかったのです。
F.O.B COOPはそんなシンプルな疑問と欲求から始まりました。

初期の段階においては、グラスワークとレストランサプライ商品を中心としたショップとして、アメリカからの直輸入が主体でした。しかし、1983年、あるグラスとの出会いが「F.O.B COOP」の方向性を決定づけました。デュラレックス。その丈夫で壊れにくいグラスは、シンプルで機能的なものを目指してきたF.O.B COOPの象徴として代表的な商品になり、広く日本に浸透していきます。
そして、歩調を合わせるようにF.O.B COOPの商品もヨーロッパ・デザインへとシフトしていき、商品構成はキッチン主体から、家具、インテリア、リビング、ダイニング、ステーショナリー、ガーデン、衣料品などライフ・スタイル全般へと広がっていきました。

F.O.B COOP online | about F.O.B COOP

こちらの写真に写っているのがオーナーの益永みつ枝さん。

この方がデュラレックスのグラスを「コンテナ買い」して来なければ、日本でこれ程までに広まることはなかったかもしれません。

http://lifestyle-net.com/myroom/menu/monthly/2002v07/IMG/image1.jpg

益永さんによる、デュラレックス・エピソードがショップHPに掲載されていたので引用しますね。

「物の意味」

20年前、店を始めてまもなく、日本国内での商材探しを断念し、ロスアンジェルスへ出かけた。主にレストランサプライ系の問屋を廻ったが、ここでも産業がKOREA、TAIWAN、INDIAに移行していて、ガッカリ歩き疲れ、メルローズのカフェに座り込んだ。忘れもしない、軽いスープをオーダーし、一緒に運ばれてきた水の入ったグラスを一気に飲み干した時、何!これ!と感じた。水が美味しい。唇に当たる感触が具合良い。手の中に収まりもよい。あわててガラスの底のスペルを読み取ると、FRANCE.DURALEXとある。知ってるぅ、DURALEXは、でもこの型は初めてだぁ。いったん東京に戻り、商社に相談する。カタログでみつけ、これを輸入して欲しいと申し入れる。「ダメダメこんな強いグラスを輸入すると他のものが売れなくなるし、壊れないからリピートがこない。儲からないから、やめときなさい」と剣もほろろに断られた。諦めきれない。生まれて初めてFRANCEに出掛けた。サンジェルマンに宿を取り、目の前のカフェに入る。全部DURALEX、どこもかしこも・・・そしてパリはどれもこれも自国の産業物。何て事、知らなかった。ファッションの情報ばかりが優先され、当然それらを作り出す人々の普通の生活がそのハイセンスで保たれている事に。私が気に入ったグラスを製造した会社はそれ迄で300年の歴史を持っていた。車のウィンドウも造り、同素材の強化ガラスを使って職人が作り出したグラス、それを支援して使い続けたフランス人達、あ~あこんな国が有ったのだとカルチャーショック。そして私はコンテナを仕立て日本に持ち帰った。今では店の代名詞となり、専売を取らなかったので商社が輸入し、全国で販売されている事を沢山の人がご存知だと思う。ところがちょっとした結末を迎えた。数年前この会社は100年前に始まったガラス食器部門の合理化を図った。買収で参入したのはイタリアの会社。問題はデザインの変更、一番大きな13オンスのグラスがバランスが悪いと宣う。イタリア人特有のバランスデザイン優先論。イタリアの意地?でも私は名もない職人のおじさんが手作りしたフランスデザインの方が好き、というお話です。世界の産業の変動はこんな形で今日も又、起こっているのが現実なのです。

OTONA PIA - April 2001より

デュラレックスのグラスにも歴史が詰まっていますが、これが日本に広まった話もレジェンド級ですね。

 

これからもずっとそばにあるもの。

普段何気なく使っているこのグラス、何個かは割れ買い足しもしたのですが、かなり長い付き合いとなりました。

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何を入れても様になりますが、私はよく日本茶を入れております。

 f:id:kumitch935:20150909230837j:image

麦茶やウーロン茶も当然似合いますし、紅茶やミルクもこれでガンガン飲みます。

あ、ビールも、梅酒も。

飲み物以外に、アクセやメガネ、ペン、コスメグッズなどを収納する入れ物として使ったこともありましたね。

他にもいろいろ素敵なグラスがありますが、コスト&デザインでこれを超えるグラスに私はまだ出逢えておりません。

仮にそういうものと出逢ったとしても、これからもずっとデュラレックスのピカルディを使い続けますよ。

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☆フレンチ雑貨つながりエピソード。

F.OB.COOPののちにハマったのが「キャトル・セゾン」でした。

東京・自由が丘の本店にもよく行ったなぁ。 

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